銀座BAR アンク

音楽家が生きやすい国にしたいと思い孤軍奮闘中〜
清らかなる想いならば人生を賭ければ少しはまともな世界になるでしょう。
ダークサイドに落ちないように気を付けなきゃー(笑)

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Thaleia Quartet  おでかけコンサートシリーズ~室内楽より~

場所セントサワイオリオンズ東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル1号館 10Fhttp://ginza-orions.com/access/4/22時間16:00  開場   16:20  開会18:00  終演予定 ※休憩15~20分予定料金席の関係上、相席が主体となります。ワンドリンク付き/3000 飲み放題/4500ビール、赤白ワイン、ウーロン、オレンジ学生/2500・飲み放題/4000食べ物の持ち込み自由座席数 40席Thaleia Quartet タレイアカルテット2014年4月東京藝術大学在学時に結成。2015年ガブリエル・リプキン氏のマスタークラスを受講。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2015 第3位。銀座ヤマハサロン、渋谷区文化総合センター大和田、新宿エコギャラリー、レクサスショールーム、等にてリサイタルを開催。2016年宗次ホール弦楽四重奏コンクール第2位。2016年イギリスにて開催のLake District Summer Musicでイギリスデビュー。湖水地方各地にてリサイタルを開催し、好評を博す。Skampa Quartet、Chilingirian Quartet、ガーフィールド・ジャクソン氏のマスタークラスを受講。市坪俊彦、山崎伸子、松原勝也の各氏に師事。メンバー1vn 山田香子(東京芸大院1年)2vn 大澤理菜子(東京芸大4年)va 渡辺咲耶(東京芸大院1年)vc 石崎美雨(東京芸大4年)山田香子(1vn)プロフィール4歳よりヴァイオリンを始める。第13回日本クラシック音楽コンクール第5位(1位、2位該当者なし)、第23回静岡県学生音楽コンクール第1位・静岡室内楽協会長賞、第12回KOBE国際学生音楽コンクール 優秀賞・兵庫県教育長賞、第24回かながわ音楽コンクール 神奈川新聞社賞、第63・64回全日本学生音楽コンクール東京大会入選、第12回大阪国際音楽コンクール Age-Hの部第3位、第15回大阪国際音楽コンクール Age-Gの部第2位(1位該当者なし)、静岡交響楽団、三島フィルハーモニー管弦楽団と共演。第4回音楽大学フェスティバルオーケストラ演奏会にてコンサートミストレスを務める。沼田園子、澤和樹、ジェラール・プーレ、ピエール・アモイヤル、堀正文の各氏に師事。室内楽を、市坪俊彦、中木健二、山崎伸子、松原勝也の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、現在東京藝術大学大学院修士課程一年生に在学中。大澤理菜子 (2vn) プロフィール桐朋女子高等学校音楽科卒業。東京芸術大学音楽学部4年在学中。2010年日本クラシック音楽コンクール高校の部第3位。2010年全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位。全国大会入選。2014年日本ヴァイオリンコンクール銅賞。2014年全日本芸術コンクール第2位。これまでに西村優子、加藤えりな、鈴木亜久里、辰巳明子、ジェラール・プーレ各氏、現在、沼田園子、堀正文の両氏に師事。渡部咲耶 (va) プロフィール5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学附属子どものための音楽教室を経て、桐朋女子高等学校音楽科をヴァイオリン専攻で卒業。東京芸術大学入学時にヴィオラに転向。同大学卒業時に同声会賞受賞。現在同大学院1年在学中。2012年、2014年、2015年に今井信子氏による小樽ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスに参加。2014年ヴィオラスペース公開マスタークラス受講。2014年、2015年、2016年にリゾナーレ室内楽セミナーに参加。第3期サントリーホール室内楽アカデミーのフェローとして、とやま室内楽アカデミー、サントリーホールチェンバーミュージックガーデンに参加。2016年、東京芸術大学奏楽堂にてヘンシェル弦楽四重奏団とモーツァルトの弦楽五重奏を共演。これまでヴァイオリンを西川重三氏、小林すぎ野氏、久保良治氏に、ヴィオラを市坪俊彦氏に師事。石崎美雨 (vc) プロフィール8才よりチェロを始める。第12回泉の森ジュニアチェロコンクール高校生以上の部銀賞。第68回全日本学生音楽コンクール東京大会本選 チェロ部門大学の部3位。第12回ビバホールチェロコンクール井上賞。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在東京芸術大学音楽学部4年在学中。山崎伸子、中田有、増本麻理、中木健二各氏に師事。

演奏家のススメ10 最後に

演奏家のススメ9 遊びの性質

ここ暫く更新が出来ない状態が続いていた。中々、簡単に書けるような中身ではないなと色々と何を書こうか見切り発車で目次を立てるモノではないのだと反省をする。これはこれで何を書こうかと楽しめるモノなのかとも思う。「遊び」をしているように思う。と、分かりにくい話は置いておくとしよう。遊びの文献においてはホイジンガの著とロジェ・カイヨワの「遊びと人間」講談社の中身を知る事が一つの手がかりになるように思いそのページを捲る事にした。演奏という行為、音楽という行為が何故人類にここまで浸透したのか。クラシック音楽の分類がどうしてここまで人の心に触れるものであるのか。人間の遊びにおける根本的動機を4つの体系に分ける事が出来る。「競争」「偶然」「模擬」「「眩暈」音楽においても上記の四つのシチュエーションが存在している。この全てを論じていたらキリがないので明日にでも使える可能性があるものは恐らく眩暈ではないだろうか。「眩暈」というのは一体どういう事なのか。著の中でイリンクス(眩暈)と呼ばれる言葉の意味を追いかけるだけで更新に随分と間が空いてしまうので諦めた。しかしながら、どのように考えても音楽を聴く行為においては眩暈と同じなのであろう。上記4つの体系分けが人類の遊びにおいて全てかどうかの検証は興味がある者が行えばいい。間違いなくこれを知るだけでも全く違う演出を行う事が出来る。人間の機能を良くも欺き、幸福を感じさせる事が出来るのだ98%のリピート率を誇るディズニーにもこの眩暈はよく使われている。そして「模擬」と「眩暈」のどちらにいるのかはとても揺らぎやすいように思う。お客様をこちらの世界に引き込むまでは眩暈、引き込めたら模擬のように解釈をしている。その大小も音楽と同じ様に存在はしているだろう。これについて恐らく、演奏中誰にでも明日から使えるテクニックは「表情」の使い方なのだと思われる。口を塞がれるインストゥルメンタル楽器においても、とても有力なのだと思う。ピアニストにおいても自分にどのようにお客様を同調させられるか。視線を合わせる時間の長ささえも、時に演奏中だけでないプレイ(演出)が観衆をその世界へと引き込む事になるだろう。催眠術の誘いをするつもりもないが人への快・不快をどうコントロールするのかが鍵なのではなかろうか。この点において歌は表情筋と視線を幾つかの楽器奏者に比べ自由に扱える分、有利なのかもしれない。また、歌の分野に携わる人間が自然とそれを理解しているのか上手く扱う人間が多いようにも思っている。表情と視線のコントロールをするだけで貴方のファンが増えるのでもし、演奏家がこれを見ているのなら騙されたと思って試してほしい。貴方は人の目を見てプレイ(演出)を出来ているだろうか。その先にきっと貴方の望む「眩暈」と「模擬」の遊びの世界が広がっている事だろう。

門仲classic 近藤愛花 ピアノ

11/19会場 東京都 江東区江東区深川2-4-8  シンフォニービル 2F シンフォニーサロン スタインウェイホール201号室14:00 開場  14:30 開演  16:00 終演入場料  /Free (チップ)より多くのお客様の来場をしていただきたく、入場料はお客様のご判断で演奏者に直接お渡しください。チップ用の袋が必要な際にはひと声おかけくださいませ。ドリンク: ビール、オレンジ、ウーロン /500  (ご希望のお客様のみ)[プログラム]ショパン 華麗なる変奏曲Op.12バッハ フランス風序曲ショパン マズルカ Op.24-2,4ショパン バラード2番 Op.38ショパン エチュード Op.25-6リスト 超絶技巧練習曲 第5番 「鬼火」シューマン クライスレリアーナ Op.16「同年の他の追随を許さないかの如く卓越した技巧力は多くの人を魅了する事は間違いない。まだ成年にも満たない彼女のこの表現を聴いたならば、将来も彼女を追いかけてしまうのではないだろうか。素直に、真面目に多くを考え演奏をし続けてきた彼女の名をいつの日か多くの人が知る事になるだろう。」近藤愛花 ピアノ愛知県出身。東京音楽大学付属高校を経て、東京音楽大学器学専攻(ピアノ演奏家コース)に特別特待奨学生として入学。現在、1年在学中。2005年第52回スタインウェイ国際ピアノコンクール(ドイツ)カテゴリーA 第1位。2006年第10回エトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(ドイツ)カテゴリーA 第5位。2008年ショパン子どもの為の国際ピアノコンクール(ポーランド)カテゴリーA第1位、併せてコンチェルト賞受賞。2010年横浜国際音楽コンクール中学生の部第1位。2011年ショパン国際ピアノコンクールinAsiaコンチェルトB部門アジア大会銀賞。2013年ちば音楽コンクール高校生部門第1位。同年、第15回日本演奏家コンクール高校生A部門第3位、併せて名古屋市教育委員会賞受賞。2015年第48回カワイ音楽コンクールピアノ部門ソロの部Sコース 東京大会入選。現在、石井克典、東誠三の両氏に師事。

演奏家のススメ8 音楽の理解

私は音楽の理解が出来る程にその分野の全てを知らない。むしろその理解に遠く及ばない。ただ、これを考える事が音楽の理解を促し、その過程を有意義にするものとなれば良いのではないかと思う。恐らく、最初に知るべき事は音楽と呼ばれるものについての完全なる理解は不可能だという事だろうか。時が流れるに従い人も環境も変わればその嗜好性や文化自体が変化する。技術が変わる事もあり、変化のない物はそうはない。だからこそ、人間の生物としての機能や、地球上における物理が変わる事がない限りはクラシック音楽、アコースティック音楽と呼ばれるモノがこの世界の普遍を感じ、自己の存在認識において大きな役割を持つであろう。音楽の理解は多くの時間を使っても、それでも追いつかない膨大な世界だ。もし、音楽の理を知ろうとするのなら音楽としての側面からのアプローチだけでは難しいだろう。音楽を学ぶ者の多くの人が過ちを犯しているように感じているが、楽曲、音楽を多面的に見れていないのではないだろうか。音楽の理解の語りは、その性質上は絶対的なまでに、ただの物理現象である。演奏家がアスリートとしての性質を知らずして演奏を学ぼうとするのはとても愚かしいだろう。人の意識された運動によってもたらされた音を用いて、色々な音程やリズム、和音で重ね並べたモノになる。「音楽とは時間的に組織された音と静寂である」「音楽とは触れる事の難しい物理世界による人間の挑戦だ。」人が音楽の認識に役立てているのは記憶である。シグナルかノイズなのか。目に見える環境の中で肉体が適合しえない場所は聴覚の側面でも存在する。ちゃんと音は肉体に影響を与えることが出来る。その力を知り、古くは3400年前にも歌は存在し、更には数万年前に骨で出来たフルートが存在していた位だ。長い時間をかけて人は音を昇華し、自然淘汰と革新を繰り返し音楽として進化させ続けたのだろう。ダーウィンの進化論は、音楽でも同じ様に機能していたという論文が(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載されている。何故、その楽曲は生まれたのか。生まれる必要性があったのか。人の記憶の中にある物理現象と音との関係性から多くの楽曲が出来ているのだろう。’’音楽の理解とはこの世界の全ての理解と同義であるのかもしれない’’The Oldest Known Melody (Hurrian Hymn no.6 - c.1400 B.C.)

演奏家のススメ7 音楽家という生き方

ブラック企業という言葉をよく耳にする毎日。演奏家になろうと思っているそこの貴方。超ブラック企業にようこそ。そんな冗談はさておいてブラックという表現をするには中々抵抗もありますが、事実大変な側面は沢山あるでしょう。しかし、自分で決めた道ならばと体に鞭打って心辛くとも演奏している方がほとんどです。2歳から始めたピアノを何十年と練習し、僅か10分程の楽曲を演奏をするのにかかっている時間は30年と10分です。その価格たるや数千円や無料であるこの国において文化形成の計画性のなさが、需要と供給のバランスを悪くしているように思う。しかしながらオリンピックの影響もあり近年、芸術文化における国の予算は増えている。恐らく私が思うに、芸術家を育てるのではなく聴衆を育て対価を支払う習慣をつける事に予算をかける必要があるだろう。そんな日本の環境の中でも、演奏をして音楽という営みをする人間がより多く育って欲しいと思う。音楽家とは生き方だと前にもお話したが生活と仕事の境をつけるのはとても難しいだろう。より多くの聴衆の前で演奏が出来たらそれは刺激的で経済的にも潤い、楽しいかとも思うが、それは音楽とはまた別の物事である。音楽家としての生き方とは追求し続ける事にあるのだろう。家という文字の付く職種や道といった語の付く事柄には果てない向上心が存在している。そこには特有の美感があり、その時代背景を映し人の世がどうなっているのかを感じる事が出来るだろう。「このまま音楽をやっていて何になるのだろうとよく思う瞬間があるんです」と、演奏を仕事にしている人からそう耳にする事が多い。人によって音楽の優先順位や、その重みは違うだろうが音楽を追求する心さえあればそれは人に必ず伝わり紡がれるモノとなる。この先、一人の人間が多くの何かを成し遂げる時代は過ぎてゆき、今あるものをどれほど大事に出来るのかを知る事に意味があるのではないだろうか。一音にどれほどの意味を持っているかを知っている音楽家はこれからの時代にとても大事な存在になるのだと私は思う。

演奏家のススメ6 演奏家の手順

丁度、昨夜にこの話をしていたので、いつもどのように話をしているか書いておく事にする。・大まかなビジョンの設定これは最初の方に話をしていた現状の把握をしていないと出来ない事もあるので改めて自分の立ち位置の確認をする必要があるかもしれない。実際に出来るかどうかではなく3年後までの活動予定を出してみよう。1年に何回演奏会(どんな規模)を行いたいのか。教室を開くなら生徒の数はどれ位に設定したいのか。活動エリアはどこなのか。今後の人生を見据えて年間に幾らの収入が必要なのか。ソロ・・・無伴奏又は伴奏は依頼する。アンサンブル・・・2人以上の共同運営。伴奏共演・・・主に依頼をされた仕事コーチング・・・講師業の類撮影・・・主にクラシック音楽産業以外の制作の類・販売場所の設置自身が商品でもあるのでHP等のインターネット上での看板を掲げる必要がある。自分でHPを持っていない場合看板を出さずにお店をやっている状態と同じである。それでも仕事が出来るのなら何も言う事はないが、なくて損する事はないだろう。又、ウェブチケット等も利用するだけでも案外人は来るものだ。http://peatix.com/?lang=ja ピーティクスhttp://passmarket.yahoo.co.jp/ パスマーケット・広報と宣伝今は無料のツールが沢山あるのでそれを使って宣伝し、反応率に合わせて使い続けるかどうかの判断をすればいいのではないだろうか。また、YouTubeチャンネル等の映像作成をして音のサンプル提供をしないと商品の中身が全く分からずにユーザーは購買が出来ない。色々なアイディアを試して考え、良い物は残して駄目な物は変える事は企業の全てがやっている。演奏家だとしても、それは全く同じである。個人的には幾つか出来そうな人やグループを見かけるので書いておくが、演奏会に来た人専用に動画の作成をしても良いかもしれない。それは顧客管理・お客様の情報整理の徹底が必須になるが恐らくお客様は喜ぶだろう。・接客ここを徹底的に意識していれば必ず仕事になる。大半の人が出来ず、演奏を買う事もお金を払うに相当しにくい環境を自ら作っていると感じている。貴方の振舞いと気遣い一つで1000円のサービスが5000円にも10000円にもなり、100000円の価値も5000円程度になってしまう事もある。貴方がもし演奏だけをしたいと言うなら考えて欲しい。料理だけを作りたいというだけで成り立つ料理人は何人いるだろうか。貴方がこれを放棄するのなら貴方は料理を運び、来店を促す笑顔を見せる人材を雇う必要がある。例え商品力が弱くても接客力だけでかなりのカバーが出来るだろう。貴方は演奏会に来た人へのアフターフォローは出来ているだろうか。演奏後に身内の人ばかりに挨拶してはいないだろうか。いつでも連絡が出来る人や会える人に時間を割いて新規のお客様への挨拶が出来ていないのではないか?演奏家なら目の前の会話を聞きながらでも、他の音や動きに反応出来るはずである。演奏会が終わるまでが仕事なのだと思っていただきたい。お客様は何を知りたいのか?お客様が欲しい物はなんなのか?お客様に提供をするべき物は何なのか。決してお客様はプロではありません。演奏家は何を提供する事が良いのか判断する必要がある。それは自分のレパートリーのメニュー化をしてお客様の音楽人生のコーディネート(知らない事を教えてあげる)をする事でお客様との信頼は大きくなり、次回の約束をしていく事で営業としての基本的な姿となる。・営業をする・渉外活動他の演奏家も同業他社であるというお客様になる事実も忘れない。また知人や他の演奏会への出席は交際費や雑費に相当し、その関係性から仕事が発生する事もある。現在の顧客数の把握と増加の対策はどうなっているだろうか。よく相談されるのは集客についてだが演奏会という限定的な企画に対して、優先順位の低さから機会損失が生まれやすい。まずは自身のお客様の行動可能時間範囲やエリアの把握をする事だ。また異業種交流等も含め他のクラシック愛好コミュニティへのアクセスという手段もあるかと思う。http://www.classical-fan.club/ クラシックを聴こうhttp://homepage2.nifty.com/enn/ 音楽ネットワークえんhttp://www.meetsmusic.jp/ meets music最後に貴方は何の為に音楽をするのだろうか。遥か昔より存在しているこの音楽とはなんなのだろうか。今一度、問いかけて欲しい。それが明瞭でない限り人は貴方を応援する理由が音楽とは関係ない事になる。ビジョンがなければ家族ですら応援のしようがないのである。未来を語り楽しいであろう事に人は惹かれるものである。貴方が必死に物事に取り組んでいるのなら、人は必ず耳を傾けてくれる。決して一生懸命に生きている人を応援しない世界ではないと信じている。

演奏家のススメ5 ビジネスモデル

ビジネスモデルは何なのか?この話題はしておくべき事だろうと目次に加えたのは良いのだが、話が広くまとまらずにまさか二度も白紙から書き直す事になるとは思わず少し背伸びし過ぎたように思っている。私が良く会う人材は音大在学中の人から音楽大学等の専門機関を卒業したばかりの若手が多いのでその辺りに焦点を絞って話をしてみたいと思う。ざっくりと演奏家にとっての収益源は・主催演奏会やイベント等の入場料・CDやグッズ等の物販販売料・音楽教室等による指導講演料・サポート・エキストラ・LIVE・パーティー演奏等の依頼出演料位だろうか。ここではオケやブラスの正規団員は加えて考えてはいない。・主催演奏会「自分は幾らで何人呼べるだろうか?」上の部分の話をしてもあまりしょうがないかと思う時がある。それは実際に演奏会で何人来るのか予測が全く出来ないケースが多い。こればっかりはやってみるしかわからない。10人位からの箱でも始めるべきだろう。場所を選ばなければ安価な所は意外にあるものだ。それかもし、あなたにリスクのないコンサートに呼ばれたりしているのなら全力でお客様を呼んでみる事もおすすめする。この時には必ずお客様の情報整理をした方が良い。一度来てくれた方は二度目も来る可能性が新規の人よりもある。連絡先を控えても良ければ必ずお願いした方が良い。相当、地味だが3日に1人の顧客情報を得た場合でも、一度顔を合わせている事からもその情報の積み重ねには重みがある。1年で100人でも5年で500人いたら少しその先が見えてくるのではないだろうか。もし、まだ在学中の人で20歳を過ぎているならば、どんどんチャレンジをするべきだろう。心根ではもっと若い内からでも良いと思うが、揉め事が起きた場合の対処に責任が持てなければ保護者に相談しながらやってみてはいかがだろうか?集客をする事の手順、営業力は鍛えておいて損はない。その中で商品力や商品の提供能力を上げていく事で、貴方の目指す音楽とビジネスが交差する瞬間がある。・物販「入場費・物販費・飲食費」ホールコンサート又はサロンコンサートではこの上記以外の売上は基本的にはない。360型の全方位ビジネス展開をしようと思えばファンクラブ等の会員費や音源映像提供の費用、他の奏者のマネジメントした場合の費用、自身の広告力の強さを生かしたメディア・媒体等からの広告費もあるだろう。これらはあまり若手の方々には必要がなさそうなので割愛する。入場料に関して天井が決まってるものなので、必ず物販を考えた方が良い。CDが作るのが大変であれば次回の演奏会のチケットを売る事をとても強くお勧めする。・音楽教室等の講師業こちらが大きな割合を占めているかと思う。基本的にレギュラー・準レギュラー・単発の仕事を組み合わせてどのように収入を確保するかの上で一番固定収入になりやすい項目となる。まずはどの仕事場でも自分が教えているというアナウンスを怠らない方が良い。また、教えた事の経験がないのであれば一度どこかの音楽教室で先生をするのも大事な経験となる。いずれにせよ、ある程度の年齢になってきたら多くがこのステージへと移行する。出来るだけ早い段階で仕事の振り分けのバランスを調整する事だ。何においてもそうだが仕事が取れるかわからないからと言わないでいると取れる仕事も取れなくなるので気を付けた方が良い。・依頼演奏自主発信ではない依頼による演奏此方は一番単価としては高くなりやすい傾向にあるが事務所が経由されていると報酬に大きなバラつきがある。個人的にはいつも思うが自身のHP等の掲示出来る箇所を必ず作った方が良い。今では無料で作れる所が沢山あるからだ。その場所に自身のレパートリーや演奏曲の経験等を書いても良いかもしれない。或いは数人の演奏家には自身の空き日程をインターネット上で見れるようにしても良いかもしれない。依頼を受けるには出来る素材や商品を同業者に多く見せる必要がある。後は上記の収入や支出をしっかりと帳簿付けして確定申告をする事で、開業をしようと思った時の融資において審査が通りやすくなるそうなので少ない金額でもしっかりと申告をした方が良い。確定申告とは?http://biz-owner.net/kakutei/hajimete

演奏家のススメ4 魅力

「魅せる力は見せる力」人が外界を感知する機能は大きく5つ、人は五感と呼ばれるものが複雑に機能して色々な思考をしている。ただ、同じ五感を持つ人間でも人によって機能性は全く違うようだ。それは幼少期からの生長期間にどのような情報を取得しどのような経験をしたのかで大きく分かれる。筋肉と同じ様にどの機能も使わなければ鍛えられる事はなく、ある一定以上の力を発揮する事はない。音に関して聴覚能力に大差はなくとも。世界中の大多数は音程・音質の認識に関する機能がそう高くはない。音自体の認識はしっかりとしているのだが、その音の判別は細かくは出来ない。ただ、多くの人が調子っぱずれな歌を聴いた時に下手と感じる事は出来る。毎日のように音を正確に知覚出来るよう訓練していればその違いにも気付くのかもしれないが、正確に音を知覚するのは中々に困難だろう。何も考えずに音を聴きそれに対しての情報整理はそう出来ない。だからこそ、音以外の魅力も改めて自身に問いかけ考えて欲しいと思う。奏でる音楽を最大限普遍的に美しく感じさせる為には音以外の目に見えるようなディテールも大事なのだと、ここで少し触れておきたい。・差別化「魅力」とは、 心を惹きつける得体の知れない 「魅する力」である。元々の魅の文字自体が鬼と未という字面からも一般とは違うものだと認識出来る。それを人は素敵だと感じているようだ。芸術とは少し違い普遍性に欠ける考えかもしれないが芸能の世界ではとても重要である。ピアニストがピアノに座り、弾き始める前に独自の世界を作れる人は聴衆を引き込ませているように思う。楽曲にもキャラクターにもよるが演奏終了後に満面の笑顔でいる人はそうではない人に比べて安心感がある。МCの時に手を前で組み揉んでいる人は演奏に自信がないのかと演奏を聴いていないのに心配になる事もある。一つ一つ細かい仕草を変えるだけでそれを人は好きだったりするものだ。ただ、十人十色と人それぞれ違うのだが、人は環境・状況によってステージ上や講演をする時に比較的同じ行動を取る事がある。人と同じ事だけをしていては魅力とはならない事を考えるとやはり一つ一つの事を考え直す必要があるのかもしれない。貴方がもし、魅力溢れる人になりたいようであれば大きな声で笑顔で挨拶をするだけで貴方への見方を人は大きく変える事になるだろう。

演奏家のススメ3 仕事と趣味

3.仕事と趣味音楽が仕事の人と趣味になる人の違いはなんだろうか?専門機関を卒業した者でも仕事にせずに趣味で続ける人もいる。技術を得る過程では多くの気付きやそれによってもたらされる喜びがあるが、技術があるからと言って音楽で仕事が出来るわけでもない。また、音楽の仕事をするのが人生の全てでもないだろう。本来、必要な技術とは、表現(訴えかける力)の為の技術である。一年程前だったか、趣味で楽器を続ける方で相当お上手で感性豊かに演奏される方を見かけた事があった。プロ活動されたら良いのにと勝手ながらに思っていたが、その方から今が一番楽しいと言われた事がある。音楽院を首席で出ているのも頷ける程の腕前なのだが、趣味で続けるという選択に悔いもなくその方が嬉しそうにしている姿を見てるとこちらも嬉しくなったものだ。以前から音楽家とはなんなのだろうかと疑問を抱き続けていたが、とあるサックス吹きからその疑問に対しての答えをいただいた。「音楽家というのは生き方だ」と確かに誰がどう言おうが音楽に人生を捧げた人のそれを否定するものではない。その言葉を言ったのは何十人もの部下を持つオーナーである。彼は紛れもなく音楽家としての人生を歩み、音楽をしている。音楽というのは兎にも角にも自由なのだ。誰しもがそれに触れる事が出来る。この世の物理法則を変化させない限り存在し続ける音その音を整理し楽音として発展させていき、記譜という情報化した人類の聴覚の歴史は凄まじいものだ。音楽という存在を仕事や趣味という枠に当てはめようとするなんて、なんてつまらない事なのだと今になってわかったとその時何やら恥ずかしい気持ちになったのを覚えている。音楽を仕事として扱っていたとしても、いつしかそれが生き方なのだと思う瞬間があるかもしれない。藝大のとある先生が私は世界中60億人の中で一番私がヴァイオリンを好きなんだと豪語していた。他の人がその方に職業を尋ねたら勿論ヴァイオリニストと答えるだろう。ただその方曰く、好き過ぎて仕事をしているという実感はないのだそうだ。音楽という仕事はない。そして、何事においても趣味であれ突き抜ければお金になる。藪から棒に趣味や仕事の枠に当てはめようとする人がいるが貴方が音楽家であれば只々音楽をやっているのだと言えばいい。